鉄筋コンクリート(RC)造は震度7を耐える?倒壊しない家を建てる7つのポイントも解説

「鉄筋コンクリート(RC)造は震度7に耐えられるのか?」
このように疑問を感じた方へ、本記事では鉄筋コンクリート造の耐震性能についてわかりやすく解説します。
地震に強いとされる鉄筋コンクリート造ですが、その性能を十分に引き出すには構造設計や施工の精度も重要な要素です。
記事後半では、震度7クラスの大地震にも備えられる家を建てるための7つのポイントも紹介しています。
安心できる住まいづくりのヒントとして、ぜひ最後までご覧ください。

▶手に届く価格の、次世代型コンクリート住宅は『セラ・デザイン』へ
Contents
震度7の地震は、どのくらいの揺れ?

気象庁の震度階級で「震度7」は最も強い揺れを示します。
上の図にあるとおり、5強を超える地震は立っていられず這わないと動けないほどの激震で、震度7に至っては「木造住宅で傾くものや、倒れるものが多くなる」と評価されるレベルです。
鉄筋コンクリート造は震度7に耐えられる?
このように、建物に対して大きなダメージが加わる震度7の地震ですが、多くのケースで鉄筋コンクリート造の家は耐えることが可能です。
どうして耐えることができるのか、理由を確認しましょう。
鉄筋コンクリート造が地震に強い理由
鉄筋コンクリート造は、耐震性に優れた構造として高く評価されています。
地震に強いとされるのは、以下のような理由によるものです。
- 剛性と粘り強さを両立:鉄筋とコンクリートの特性を組み合わせている
- 構造体が一体化されている:柱・梁・壁が基礎と連続しており揺れに強い
- 重量があるため共振しにくい:揺れの周期の合致による被害を避けられる
- 火災や腐食にも強く、劣化しにくい
- 壁式構造を採用した場合、揺れの分散が効く
これらの特性により、RC造は震度7クラスの大地震でも倒壊リスクが低いとされています。
特に設計や施工が適切であれば、非常に高い耐震性能を発揮します。
鉄筋コンクリート造でも注意するべきケース
鉄筋コンクリート造は地震に強い構造ですが、すべての建物が安心とは限りません。
以下のようなケースでは、十分な耐震性が確保されていない可能性があります。
- 1981年以前に建てられた旧耐震基準の建物
- 1階が駐車場などのピロティ構造になっている建物
- 開口部(窓・玄関など)が偏って配置されている建物
- 経年劣化によりコンクリートや鉄筋が損傷している場合
- 設計や施工に不備があった建物(配筋不足など)
こうした条件に当てはまる建物では、耐震診断や補強工事の検討が必要です。
過去の地震による被害の例を紹介

鉄筋コンクリート造は地震に強いとされますが、過去の大地震では被害も確認されています。
たとえば1995年の阪神・淡路大震災では、設計不備や経年劣化により一部のRCマンションが倒壊。2016年の熊本地震では、ピロティ形式の集合住宅で1階部分が崩れる事例もありました。
いずれも旧耐震基準や構造上の弱点が影響していたとされ、こうした実例からも、鉄筋コンクリート造でも適切な構造設計と維持管理が重要であることが分かります。
震度7でも倒壊しない家を建てる「7つのポイント」
元々地震に対して一定の信頼性がある鉄筋コンクリート造の建物ですが、倒壊しない家にするためには、さらなる工夫が有効です。
新築から既存の建物まで利用できる、7つのポイントがありますので参考にしてください。
- 地震に強い特徴の構造を選択する
- 地震に強い外観や間取りの形にする
- 耐震等級2,3を取得する
- 設計や施工精度の信頼性が高い会社に依頼する
- 規格型住宅の会社に依頼する
- 制震、免震といった地震対策の技術を導入する
- (既存住宅の場合)耐震補強工事を施す
地震に強い特徴の構造を選択する
住宅の耐震性を高めるには、構造体と構造方式の両方に注目することが重要です。
まず、主な構造体の種類と特徴は以下のとおりです。
- 木造:軽量でコストを抑えやすいが、耐震性は設計と施工精度に左右される
- 鉄骨造(S造):柔軟性があり揺れに強いが、断熱・耐火性には配慮が必要
- 鉄筋コンクリート造(RC造):高い剛性を持ち、変形や倒壊に強い構造
さらに、鉄筋コンクリート造に注目すると、主な構造方式として以下の2つがあります。
- ラーメン構造:柱と梁で支える構造で大空間の設計に適するが、揺れの集中に注意
- 壁式構造:壁で支えるため、揺れを建物全体に分散しやすく高い耐震性を発揮
構造体、また構造方式によって耐震性は異なりますので、特徴を把握した上で選ぶことが重要です。
▶関連記事:鉄筋コンクリートは地震に強い?倒壊リスクや過去の事例を紹介│揺れへの対策まで解説
セラ・デザインは、この壁式構造に高強度プレキャストコンクリートを組み合わせたWPC工法を採用。
構造性能と精度を両立し、震度7でも倒壊、損傷しない次世代住宅を実現しています。
▶手に届く価格の、次世代型コンクリート住宅は『セラ・デザイン』へ
地震に強い外観や間取りの形にする

建物の外観や間取りの形も、地震に強い家づくりに大きく影響します。揺れに対して安定する形状は以下のような特徴があります。
- 正方形や長方形など、シンプルな外観形状
- L字型・コの字型よりも、凹凸の少ない構造
- 1階と2階の壁や柱の位置をそろえる間取り
- 吹き抜けや勾配天井を設けすぎない設計
- 耐力壁を四隅に配置するバランスの良い構造
地震の揺れは建物の「ねじれ」や「偏り」といった影響を与えますので、発生を防ぐために全体のバランスを意識したプランニングが重要です。
耐震等級2、3を取得する
耐震性の判断基準のひとつとして「耐震等級」があります。
等級2は学校や避難所レベル、等級3は消防署などと同等の耐震性能を示し、住宅においても高い安全性の目安となります。
ただし、等級はあくまで設計上の基準であり、実際の耐震性は建物の形状や構造バランス、施工精度によっても大きく左右されることから、数値だけで安心するのではなく構造の種類や施工会社などにも目を向けることが大切です。
設計や施工精度の信頼性が高い会社に依頼する
どれほど構造自体が優れていても、設計や施工が不適切であれば耐震性能は発揮されません。特に地震時には、設計精度や現場での施工品質が結果に直結します。
信頼できる会社では、構造計算や現場管理を丁寧に行い、図面どおりに精度の高い施工がなされます。
セラ・デザインでは、工場製造と現場施工の工程を分離するWPC工法を採用するなど工夫を施し、ばらつきのない品質を実現しています。
規格型住宅の会社に依頼する

規格型住宅とは、一定の構造ルールや設計基準に従って建てる住宅のことです。自由設計と比べて間取りの制約はあるものの、その範囲内で多彩なプランが用意されており、ライフスタイルに合った住まいを選ぶことができます。
構造が事前に十分に検証されているため、耐震性や施工精度を担保しやすい点も大きなメリットです。
セラ・デザインでは、強度の高い箱形構造を前提とした規格型プランを展開しながら、間取りの選択肢も豊富。高い安全性と住みやすさを両立した設計が可能です。
▶手に届く価格の、次世代型コンクリート住宅は『セラ・デザイン』へ
制震、免震といった地震対策の技術を導入する
地震対策としては、耐震構造に加え「制震」「免震」技術を導入する方法もあります。
こうした技術の導入により、建物の被害をさらに抑える効果を期待できます。
- 制震構造:壁や柱に制震ダンパーを設置し、揺れのエネルギーを吸収して変形を軽減
- 免震構造:建物と基礎の間に免震装置を入れ、地震の揺れを建物に伝えにくくする
導入にはコストと構造条件の検討が必要ですが、高い安全性を求める方には有効な選択肢です。
(既存住宅の場合)耐震補強工事を施す
築年数の経過した住宅や旧耐震基準の建物では、耐震補強工事が効果的です。具体的には以下のような方法があります。
- 筋交いや耐力壁の追加:揺れに抵抗する壁を新たに設置
- 基礎の補強:ひび割れや強度不足を改善
- 屋根の軽量化:重心を下げて倒壊リスクを軽減
こうした対策により、震度7にも耐えやすい構造へと近づけることができます。
まとめ|震度7でも倒壊しない家は「セラ・デザイン」へ

震度7に耐える家づくりにおいて、鉄筋コンクリート造の堅牢さは大きな安心材料です。
しかし、それだけで安全が保証されるわけではありません。
建物全体のバランスや壁の配置、間取りの形状なども、耐震性を左右する重要な要素で、たとえ構造体が強くても、偏った設計では揺れに弱くなります。
今回紹介した7つのポイントは、震度7の地震でも倒壊しない住まいを実現するための工夫です。
素材や工法に加え、設計段階から構造のバランスのよさを意識すること、施工精度の高い会社に依頼することなど総合的に検討することが、本当に地震に強い家づくりにつながります。
セラ・デザインでは、震度7にも耐えうる壁式構造と高強度プレキャストコンクリートを組み合わせたWPC工法を採用。
徹底した品質管理と合理的な設計により、高い耐震性とコストパフォーマンスを両立しています。手の届く価格で、安心できる住まいを実現したい方は、ぜひセラ・デザインにご相談ください。
▶関連記事:RC住宅をローコストに建てる5つの方法│2,000万円台の施工事例、間取りの実例も紹介



