埼玉県の断層(活断層)をマップから紹介│地震のリスクと対策も解説
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「埼玉県の断層(活断層)はどこにありますか?」
本記事では、こうした疑問に公的機関が発行するマップを利用しながら解説します。
埼玉県は「大きな地震が少ない地域」というイメージを持たれがちですが、実際には県内に複数の活断層が存在しています。
近年は首都直下地震や南海トラフ地震の話題から、断層が原因の地震への関心も高まっていて、不安を抱える方も増えています。
取り上げられることの多い首都直下地震や南海トラフ地震に加えて、足元から発生する可能性のある地震にも備えましょう。

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Contents
埼玉県の断層、マップからご紹介
はじめに、埼玉県にはどのような断層があるのか、主な断層が記載されたマップから確認しましょう。
埼玉県の断層について、文部科学省の地震調査研究推進本部では、以下のマップを公表しています。

このうち、埼玉県内に位置する主な断層は、以下の2つです。
- 深谷断層帯、綾瀬川断層
- 立川断層帯
深谷断層帯、綾瀬川断層
深谷断層帯は、群馬県高崎市周辺から、埼玉県本庄市、深谷市、熊谷市などを通過し、埼玉県北部から中部の広い範囲に影響を及ぼす可能性のある断層です。
一方綾瀬川断層は、埼玉県鴻巣市から上尾市、さいたま市などを経て川口市周辺まで至る断層で、埼玉県でも人口が集中する地域に近接している断層です。
どちらも内陸型の強い地震が発生する可能性があり、埼玉県の地震リスクを検討する上で確認しておきたいポイントといえます。
立川断層帯
立川断層帯は、関東山地から武蔵野台地にかけて分布する断層帯です。
断層そのものは東京都側を中心に分布しているものの、埼玉県とも隣接していることから、活動した場合は埼玉県南部を中心に広い範囲で強い揺れが想定されています。
▶関連記事:埼玉県で地震に強い地域はどこ?検討するべき7つの地震対策も紹介
埼玉県の地震活動の特徴

埼玉県は南海トラフ地震の影響を受ける可能性がありますが、震源に近い太平洋地域などと比べると影響が少ないとされます。
一方で、ご紹介した断層帯があることから、内陸型(断層型)地震の影響を受けやすい地域と言えます。
●内陸型(断層型)地震の特徴
- 震源が浅く直下型地震になりやすいため、震源に近い地域では強い揺れが短時間で到達する
- 揺れの前触れが少なく、突然大きな揺れに襲われるケースがある
- 震源近くの地域で揺れが大きく、離れると被害が小さくなる
- 上下方向に突き上げるような揺れが生じることがある
埼玉県で断層型地震が起きた場合の被害想定

埼玉県で想定される断層型地震、具体的にどのような被害が想定されているのか確認しましょう。
平成28年度に実施された地震被害量の推計調査によると、特に大きな被害が想定される「深谷断層帯・綾瀬川断層」における被害の想定は以下のとおりです。
- 想定震度、揺れの強さ:震度6強程度
- 人的被害の想定:死者数 5,800人 負傷者数 40,000人
- 建物被害の想定:全壊 87,000棟 半壊 173,000棟 焼失 26,000棟
このように大きな被害が想定されていますので、断層に近い地域にお住まいの方、またこれから居住する方は事前の対策が欠かせません。
埼玉県で過去に発生した断層型地震
なお、埼玉県で実際に発生した地震として有名なものは、1931年に発生した「西埼玉地震」です。
本地震は、深谷断層帯・綾瀬川断層で発生した地震とされていて、震源地は埼玉県の深谷市周辺です。
地震の規模はM6.9、最大震度5が観測されています(観測震度は6である一方、被害状況調査によると一部地域が6と推定)。

こちらの図のとおり、埼玉県の広い範囲で震度4から5の揺れがあり、以下の表のとおり被害が生じました。
| 死者数 | 負傷者数 | ||
|---|---|---|---|
| 半壊 | 全壊 | ||
| 11 | 114 | 123 | 63 |
また、砂丘や自然堤防といった地域では液状化現象も確認されていて、お住まいの地形や地盤も被害に影響を与えていることが分かります。

地震が少ないと思われている埼玉県でも、こうした地震被害が生じる可能性があるという認識は必要です。
▶関連記事:【埼玉県で過去に起きた自然災害】一覧表で紹介│これから想定される災害、具体的な対策もご紹介
断層地震の発生を前提にした住まいづくりのポイント
ご紹介したように、埼玉県においても地震への備えは欠かせません。
では、どのように地震対策を取ればよいのか、まずは住まいづくりのポイントをお伝えします。
耐震性の高い仕様の住宅にする

埼玉県を襲う可能性のある断層地震は急に発生することから、突然揺れに襲われても命を守れるよう、住まいの耐震性を高めることが重要です。
具体的には、建物の耐震性を3段階で評価する耐震等級の最高等級である、耐震等級3の取得がおすすめです。
また、建物を構成する建材についても鉄筋コンクリートのように、部材の破断に強く、構造体へのダメージも軽減できる構造を検討しましょう。
▶関連記事:鉄筋コンクリート(RC)造は震度7を耐える?倒壊しない家を建てる7つのポイントも解説
耐久性の高い仕様の住宅にする
断層地震への備えとしては、倒壊しない住まいを建てることに加えて、建物の耐久性を高めることが欠かせません。
建物は建築時を基準として、部材の劣化などにより強度が徐々に低下していきます。
耐久性の高い建物であれば、築後10年、20年が経過しても耐震性を維持して、倒壊や損傷を避けられる可能性が高まります。
加えて、地震は一度起きると余震として複数回揺れが継続しますので、繰り返す揺れに耐えられる鉄筋コンクリート造がおすすめです。
強固な地盤の土地を選ぶ
耐震性や耐久性の高い住宅であっても、地盤が弱ければ性能を十分に発揮することはできません。
断層地震に備える住まいづくりの第一歩は、強固な地盤の土地を選ぶことといえます。
埼玉県の一部平野部では、埋立地や粘土質の地盤など、軟弱で揺れが増幅しやすい地域がありますので注意しましょう。
可能であれば、土地を購入する前の段階から、工務店やハウスメーカーに相談できる体制を整えましょう。
住まいづくり以外でできる断層地震への対策
ご紹介した住まいに対する地震対策のほか、確認するべき事柄がありますのでご紹介します。
- 家具、家電の転倒防止を図り、揺れによる下敷きを防ぐ
- 窓や食器棚など、揺れにより破損する可能性のある箇所に飛散防止フィルムを貼る
- 食料や日用品を取りまとめて非常用持ち出し袋を準備する
- 安否確認の方法や集合場所を家族で共有する
- 感震ブレーカーなど地震火災対策を取る
- ハザードマップを確認しお住まいの地域のリスクを把握する
- 地震保険の加入など、経済的な負担軽減の対策を取る
こうした各種対策を、日常的に実施することが、埼玉県において活断層由来の地震を避ける対策となります。
まとめ│耐震性の高い住まいで安心を実現

埼玉県には複数の断層、断層帯があることから、断層型地震の発生リスクは無視できません。
一方で断層があるからと過度に不安を感じる必要はなく、適切な対策と備蓄があれば、各種リスクを抑えることは可能です。
住まいづくりにおいては、耐震等級3や鉄筋コンクリート造など、耐震性や耐久性の高い構造を選ぶことが重要です。
また、地震の揺れやその後の液状化などに強い地盤を選ぶ必要もありますので、工務店やハウスメーカーとの連携も必要になります。
セラ・デザインでは、地震に強く耐久性が高いWPC工法(鉄筋コンクリート造)の住まいを建てて、埼玉県のお住まいの安心感を高めています。
地震への安全性が気になる方は、お気軽にご相談ください。


