埼玉県で災害が少ないのはなぜ?理由を解説│さらに安心感を高める5つの方法も紹介

「埼玉って災害が少ないって聞くけど、本当に安全なの?」
このような質問を頂くことがあります。
確かに埼玉県は地震や津波のリスクが少ないとされ、住まい探しでも注目される地域のひとつです。
とはいえ油断は禁物で、地形によっては浸水や揺れによる被害を受けやすい地域もあります。
本記事では、埼玉県が「災害に強い」と言われる理由を解説しながら、より安心して暮らすための対策もご紹介します。

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Contents
埼玉県は「災害が少ない」言われる理由
埼玉県は地震や津波、台風などの自然災害による被害が全国的に少ない地域として知られています。
地理的な条件や地盤の特性、都市構造など複数の要因が重なり、災害リスクが比較的低く抑えられています。
たとえば2025年10月を基準に、日本において震度4以上の地震が発生した数は759ですが、そのうち埼玉県で観測された地震は27に留まります。
さらに詳しく、埼玉県が「災害に強い」とされる理由を、以下3つのポイントについて解説します。
- (1)地盤が安定していて地震時の揺れが少ない
- (2)内陸県で津波や高潮のリスクがない
- (3)密集市街地が少なく大規模な火災が起こりづらい
(1)地盤が安定していて地震時の揺れが少ない

埼玉県には武蔵野台地や大宮台地など、強固なローム層からなる台地地形が広がっています。
こうした地盤は揺れの増幅が起こりにくく、同じ地震の規模でも建物被害が軽減されやすい特性があります。
特に西部~県央エリアは地盤の良好な場所が多く、住宅地としても人気です。
一方で、河川沿いや低地では液状化や浸水のリスクが残るため、地盤調査や地域の特性を踏まえた対策が大切です。
▶関連記事:埼玉県で地震に強い地域はどこ?検討するべき7つの地震対策も紹介
(2)内陸県で津波や高潮のリスクがない
埼玉県は海に面していない「内陸県」であるため、津波や高潮といった海の災害とは無縁です。
太平洋沿岸に比べ、津波の直接被害を受ける可能性は極めて低く、大きな安心材料のひとつといえるでしょう。
また、台風の際も海からの暴風・高潮の影響が直接届きにくく、浸水被害の拡大を防ぐ要因にもなります。
災害対策を考えるうえで、「津波リスクがない地域」を希望される方にとって、埼玉は魅力的な選択肢となります。
(3)密集市街地が少なく大規模な火災が起こりづらい
埼玉県は首都圏の一角でありながら、東京23区ほどの木造密集市街地が少ない点も特徴です。
古い木造住宅が連なるエリアが限定されているため、地震時に発生しやすい「延焼火災」のリスクが比較的低く抑えられています。
また、防火地域の指定や不燃化の促進が進んでいる自治体も多く、街全体としての防災力が高まっています。
災害時の火災による二次被害を避けるためにも、都市の構造や街区の整備状況は重要な要素です。
埼玉県の中でも特に「災害に強い地域」
このように、埼玉県は元々地震を始めとする災害に強い地域ではありますが、さらに災害に強い家を建てることを目的に、特に災害に強い地域について確認しましょう。
大宮・入間・武蔵野などの台地地形

埼玉県には武蔵野台地・大宮台地・入間台地など、強固な台地地形が広く分布しています。
これらのエリアは地盤が硬く地震の揺れが増幅しにくいことから、住宅への被害が抑えられやすい特徴があります。
また、標高が比較的高いことから洪水や内水氾濫の影響も受けにくく、「災害に強い地域」として注目されています。
具体的には、川越市の一部・所沢市・さいたま市の一部・上尾市・桶川市といった地域が該当し、安心して住めるエリアとして移住者からの人気も高い傾向です。
災害に注意が必要な地域(低地や河川沿いなど)
荒川や利根川など大きな河川が流れる埼玉県では、河川沿いや旧河道に位置する地域で浸水や液状化のリスクがあります。
地盤も軟弱な傾向があり、地震時には揺れの増幅や液状化の被害が想定されます。
こうした地域では、建物の基礎構造や土地選びを慎重にして、ハザードマップの確認と対策の事前検討が欠かせません。
▶関連記事:地震発生時、川の近くはどうなる?氾濫・津波逆流の危険性、避難方法など対策を解説
埼玉県でも災害対策が必要になる理由
「災害が少ない県」といっても、油断は禁物です。
埼玉県にも活断層が存在し、首都直下型地震や内陸直下型地震が発生すれば、被害が広がる可能性も十分あります。
また、近年は想定を超える局地的豪雨や突風が発生しやすくなっており、地形に関係なく浸水被害が生じる例も見られます。
万一の際に備えて、立地・構造・備蓄・避難計画といった多角的な防災対策を整えておくことが、安全で安心な暮らしを守るカギとなります。
埼玉県で災害に対して安心して暮らす5つの対策
埼玉県は災害リスクが低いとされますが、発生の可能性はゼロではありません。
万が一に備えて土地選び、建物の性能、日頃の備えを意識することで、より安全で安心な暮らしを実現できます。
- ハザードマップで災害のリスクを確認する
- 災害時の避難ルートや家族との連絡手段を確認
- 地盤調査、および必要に応じて地盤改良をする
- 耐震性や二次災害に強い構造の住宅を選ぶ
- 停電や断水に備えた備蓄を用意する
ハザードマップで災害のリスクを確認する

家を建てる際には、まず自治体が公表しているハザードマップを確認しましょう。
洪水、内水、土砂災害、地震の揺れや液状化など、リスクの種類ごとに色分けされた地図が公開されています。
特に低地や河川沿いでは想定浸水深に注目し、自宅でどの程度の揺れが想定され、またどれほどの水に浸かる可能性があるのかを把握することが大切です。
住み始めてからの後悔を避けるためにも、リスクの少ない場所を選ぶことは重要です。
災害時の避難ルートや家族との連絡手段を確認
災害時には、いち早く安全な場所へ避難できるよう、避難所の場所と避難ルートを事前に確認しておきましょう。
大雨や夜間の避難を想定して、複数のルートを確保しておくと安心です。
また、家族が別々の場所にいる場合を想定し、安否確認や集合場所についても事前にルールを決めておくことが重要です。
災害用伝言板、LINE、SMSなど複数の連絡手段を用意しておくと、いざというときも落ち着いて行動できます。
地盤調査、および必要に応じて地盤改良をする
新築住宅を建てる場合、土地の購入後に必ず地盤調査を実施しましょう。
地盤が軟弱な場所では、地震の揺れが大きくなったり、建物が傾く「不同沈下」や液状化のリスクも高まります。
スウェーデン式サウンディング試験などの調査を通じて地盤の強度を確認し、必要であれば地盤改良や杭基礎を施すことが安心のカギです。
しっかりとした地盤に支えられた家は、長く安全に暮らすための土台になります。
耐震性や二次災害に強い構造の住宅を選ぶ

地震への備えとして、まず確認したいことは住宅の「耐震等級」です。
とくに「耐震等級3」の建物は消防署や警察署と同等の耐震性を持ち、大きな揺れにも倒壊しにくいとされています。
また、火災の延焼や停電・浸水による二次被害にも強い、鉄筋コンクリートなどの構造や設備を取り入れることで、災害時も安心して暮らせる住まいになります。
▶関連記事:鉄筋コンクリート(RC)造は震度7を耐える?倒壊しない家を建てる7つのポイントも解説
停電や断水に備えた備蓄を用意する
災害時に困ることのひとつは、電気や水道といったライフラインの停止です。
飲料水や非常食は最低でも3日分、可能であれば7日分を家族の人数に合わせて備蓄しておきましょう。
また、モバイルバッテリーや簡易トイレ、懐中電灯、カセットコンロなども揃えておくと安心です。
近年は太陽光発電やポータブル蓄電池、V2H(EVの電力を家庭に供給する仕組み)などの導入も注目されています。
加えて「在宅避難」が現実的となる昨今、地震や台風でもビクともしない構造の住まいもおすすめです。
▶関連記事:鉄筋コンクリートは地震に強い?倒壊リスクや過去の事例を紹介│揺れへの対策まで解説
埼玉県と災害に関するQ&A
「災害が少ない」と言われる埼玉県ですが、すべてのリスクがないわけではありません。
記事の終わりによくある疑問を取り上げ、地震や水害への影響についてわかりやすく回答します。
Q:南海トラフ地震の影響はありますか?
A.埼玉県は太平洋沿岸から距離があるため、津波の直接的な被害を受ける可能性はほとんどありません。
しかし、南海トラフ地震は日本全体に影響を及ぼすとされており、埼玉でも震度5強の揺れや物流の停滞、計画停電などの直接的、また二次的影響は想定されます。
また、震源が遠い場合でも、地盤の条件によっては揺れが大きくなる可能性もありますので、建物の耐震性や備蓄の準備は怠らないようにしましょう。
▶関連記事:【南海トラフ、埼玉は安全?】震度は、津波はくるか。どうなるのか予想を紹介│備えるべき対策も徹底解説
Q:浸水リスクは考える必要はないですか?
埼玉県は海に面していないため「津波は来ない」とされていますが、河川の氾濫や大雨による内水被害は十分に考慮するべきです。
特に、荒川や利根川流域、旧河道の上にある地域では、洪水や内水氾濫による浸水のリスクがあります。
ハザードマップで想定浸水深を確認し、高台を選ぶ、高基礎の住宅にする、避難計画を立てるなど、事前の備えが重要です。
「内陸だから大丈夫」と過信せず、リスクを知って備えることが、安全な暮らしにつながります。
まとめ│埼玉県で災害に強い家はセラ・デザインまで

埼玉県は地震や津波のリスクが少ない内陸県であり、地盤の安定した地域も多く、災害に強いエリアとして注目されています。
しかし、地震はいつどこで、どの程度の規模で発生するか分からず、また低地や河川沿いなど地域によっては浸水や液状化の可能性がありますので、土地選びや建物の備えは欠かせません。
安心して暮らすためには、立地選びや構造、備蓄、避難計画といった総合的な備えが大切です。
セラ・デザインでは、地盤調査や災害リスクの分析、耐震設計、強固な基礎、地盤計画まで、災害に強い家づくりを総合的にサポートしています。
埼玉で「安心・安全な住まい」を叶えたい方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。



