【鉄筋コンクリート(RC)造は耐震性が高い】理由を解説│耐震性を高める方法、注意が必要なケースもご紹介

「鉄筋コンクリート造(RC造)は地震に強いって本当?」
こうした疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
確かにRC造は耐震性に優れた構造ですが、設計や立地によっては注意が必要なケースもあります。
本記事では、RC造が地震に強い理由を解説するとともに、倒壊リスクのあるパターンや耐震性をさらに高める方法についても詳しく解説します。

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Contents
鉄筋コンクリート造は「地震に強い」理由を解説
鉄筋コンクリート(RC)造は地震に強い建物の構造として広く知られていますが、その強さの理由は素材や構造上の特性にあります。
RC造がなぜ地震に強いのか、主な理由をわかりやすく解説します。
- コンクリートと鉄筋の複合効果(引張・圧縮への強さ)
- 長期間強度を維持できる素材特性
- 津波や火災にも強く二次災害対策にも有効
コンクリートと鉄筋の複合効果(引張・圧縮への強さ)

RC造は、圧縮に強い「コンクリート」と引張に強い「鉄筋」を組み合わせた構造です。
どちらも単体では地震の衝撃(圧縮、引張)に対して弱さがありますが、組み合わせることで互いの弱点を補い、優れた耐震性を発揮します。
これにより、地震時の多方向から加わる複雑な力にもバランスよく耐えることができます。
▶関連記事:鉄筋コンクリート(RC)造は震度7を耐える?倒壊しない家を建てる7つのポイントも解説
長期間強度を維持できる素材特性
鉄筋コンクリートは、適切に施工、維持されていれば、数十年〜100年規模でも構造的な強度を保てる特徴があります。
コンクリートは劣化が遅く、鉄筋も内部に埋め込まれることで外部環境の影響を受けにくく錆びづらい点もメリットです。
建物の劣化が進みにくいという素材特性は、長期にわたって耐震性能を維持できるというメリットにつながります。
津波や火災にも強く二次災害対策にも有効
鉄筋コンクリート造は、火災や津波といった地震後の二次災害にも強い特徴があります。
まず、コンクリートは不燃材料であるため延焼リスクを抑えることが可能です。
また、津波などの衝撃に対しても構造の剛性が高く、倒壊または流出しにくいとされています。
このように地震に強いだけでなく、災害全体に対して高い安全性を備えている点が大きなメリットといえます。
木造、鉄骨造との耐震性の比較
では、鉄筋コンクリート造は他の構造と比べて、どのような特徴があるのでしょうか。
それぞれの構造ごとの特性を簡単に比較してみましょう。
| 構造 | 特徴 | 耐震性の傾向 |
|---|---|---|
| 木造 | 軽量・施工が早い | △(揺れに強いがダメージを受けやすい) |
| 鉄骨造 | 軽量かつ柔軟性がある | ○(変形しやすく倒壊しにくい) |
| RC造 | 高剛性・高重量・高耐久 | ◎(揺れを抑え倒壊しにくい) |
このように、構造体の種類によって建物の耐震性は変わりますので、特に耐震性を確保したい方は構造に対する配慮が必要です。
鉄筋コンクリート造でも注意するべきケース
鉄筋コンクリート造は地震に強い構造ですが、すべての建物が安全とは限りません。
設計や立地条件、築年数や維持管理の状況によっては地震時にリスクを抱えるケースもありますので、代表的な注意点を紹介します。
▶関連記事:コンクリートの家は後悔する?メリット・デメリットなど特徴や後悔を防ぐ建て方を解説
1階が店舗や駐車場になっているピロティ構造

ピロティ構造とは、建物の1階部分を柱だけで支え、壁が少ない開放的な空間(店舗や駐車場など)にする設計です。
本構造は、上層階の揺れが柱に集中しやすく、ピロティ部分のみ倒壊するリスクがあります。
地盤が軟弱な場所に建てられている場合
どれほど構造が堅牢でも、地盤が弱ければ建物の耐震性は十分に発揮されません。
軟弱地盤では地震時に大きく揺れたり、不同沈下(建物の傾き)や液状化が起こるリスクが高まります。
RC造であっても地盤調査を行ったうえで、地盤改良や適切な基礎工法を選ぶことが重要です。
土地選びの段階から地盤の安全性を確認しましょう。
築年数が古く、旧耐震基準で建てられている場合
1981年以前に建てられた建物は旧耐震基準に基づいて設計されており、大地震に対する安全性が十分とはいえません。
鉄筋コンクリート造であっても、当時は現在のような震度6強~7クラスの地震への対策を取っておらず、また耐力壁の配置や鉄筋量にばらつきがあることもあります。
築40年以上のRC住宅は、耐震診断を受けたうえで必要に応じて補強工事を検討しましょう。
適切なメンテナンスを施していない場合
鉄筋コンクリート造の建物も、年月とともに劣化します。
外壁のひび割れやコンクリートの中性化が進行すると内部の鉄筋が腐食し、構造の耐力が低下する可能性があります。
特に雨の多い地域や塩害地域では注意が必要です。
定期的に点検・補修を行い常に健全な状態を保つことが、耐震性を維持するうえで欠かせません。
鉄筋コンクリート造の耐震性を高める方法5選

鉄筋コンクリート造はもともと地震に強い構造ですが、設計や施工の工夫によって、さらに耐震性を高めることが可能です。
具体的に、特に効果的な5つの方法を紹介します。
- 耐震等級2、3を取得する
- シンプルな外観と間取りを選ぶ
- 窓や玄関など開口部の位置と量を検討する
- 工場生産の建材を利用(WPC工法など)
- 強固な地盤を選ぶ、または地盤改良を施す
耐震等級2、3を取得する
耐震等級は建物の地震に対する強さを示す指標で、等級2は「学校や病院と同等」、等級3は「消防署など防災拠点と同等」の耐震性を意味します。
このような耐震等級2、3を新築時に取得することで、大地震時の倒壊リスクを大きく下げることができます。
設計段階で構造計算をしっかり行い、必要な壁量や鉄筋量を確保することが重要です。
シンプルな外観と間取りを選ぶ

耐震性を高めるには、建物の形状や間取りの「バランス」が欠かせません。
凹凸の多い外観や壁の偏った配置は、揺れが集中しやすく構造に負担をかけます。
L字やコの字型よりも、四角形に近いシンプルな形状が理想です。室内の間取りも、耐力壁の配置を考慮した計画が必要です。
窓や玄関など開口部の位置と量を検討する
開口部(窓や玄関、勝手口など)が多すぎたり1面に偏って配置されると、壁の強度が不足し耐震性が低下します。
RC造、特に壁式構造の場合は壁面が構造体としての役割を果たすため、壁量を確保しつつ、バランス良く開口を設けることが大切です。
設計段階で構造の専門家と相談し、強度を損なわない配置にすることがポイントです。
工場生産の建材を利用(WPC工法など)

RC造の耐震性をより確実に高めるには、建材の施工精度の高さも欠かせません。
WPC(ウォール・プレキャスト・コンクリート)工法のように、工場で製造された高精度な壁パネルを使用することで、現場施工によるばらつきを抑えられます。
セラ・デザインが採用するプレキャスト工法では、壁の厚みや鉄筋の配置が工場で一括管理されるため、構造的な精度と強度を確保しやすくなります。
品質にばらつきが出にくく、地震に対する信頼性も高まるため、高性能な住宅を求める方にとって有力な選択肢です。
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強固な地盤を選ぶ、または地盤改良を施す
建物の耐震性は構造だけでなく、基礎が接する「地盤」にも大きく左右されます。
いくら強固なRC造でも、地盤が軟弱であれば揺れが増幅されたり、不同沈下が起こるリスクがあります。
地盤調査を実施し、必要に応じて表層改良や杭打ちなどの補強を行いましょう。土地選びの段階から地盤に注目することが大切です。
▶関連記事:RC住宅をローコストに建てる5つの方法│2,000万円台の施工事例、間取りの実例も紹介
まとめ│RCの地震に強い家はセラ・デザインへ

鉄筋コンクリート造は、構造の安定性や素材の特性から見ても地震に強い住宅構造です。
ただし、設計の工夫や地盤環境、メンテナンスの有無によって、その性能が左右されることもあります。
セラ・デザインでは、WPC工法を活用した高精度なRC住宅を提供しており、設計段階から耐震性を見据えた家づくりを徹底しています。
震度7クラスの地震にも耐える安心・安全な住まいを実現したい方は、ぜひ一度ご相談ください。


