2021.02.13
みなさま こんにちは♪
今日は、バルコニーの防水のお話です。
当社では、オリジナルプランの注文住宅はもちろん、ローコストデザイン住宅の標準仕様でも
バルコニーは金属防水スカイプロムナードを採用することとしました。
当初ローコストデザイン住宅の仕様では、FRPの防水を採用していたのですが、、、
長年の経験から、やはり金属防水をすすめたい!ならば、標準仕様としてしまおう!となりました(^^)
正直、FRPから金属防水へ変更される場合は、差額を頂戴しておりました。
金属防水の方が高いからです。
しかし、今回標準仕様を金属防水へ変更したからといって、ベースとなる建物の価格は変更しておりません。
ではなぜ、当社からすれば利益が薄くなる金属防水を標準仕様としているのか、
その理由をご紹介させていただきます。
木造住宅のベランダやバルコニーでは、FRPの防水を採用している会社が多いかと思います。
FRPはお風呂の浴槽に使われているので、その防水性は確かなものです。
浴槽にお湯を溜めても、漏水してくることはまずありませんよね。
なので、防水としての性能は非常に高いです。
けれど、ベランダやバルコニーへの施工にはデメリットになってしまう性質もあります。
まずは、紫外線に弱いことです。
紫外線による劣化を防ぐために、早くて5年、持っても10年に1回はトップコートを塗り替える必要があります。
初期費用は安く抑えられたとしても、バルコニーの大きさにもよりますが10年に1回10万円前後のメンテナンス費が必要になってしまうのです。
これを怠ってしまうと、防水性を保てなくなる可能性が高まります。
防水に限らず、家をよりよい状態で保っていただくためにはメンテナンスが必要になります。
けれど、日々の生活の中で、なかなかメンテナンスまで手が回らない方も多くいらっしゃいます。
特に、バルコニーなどは雨漏りにも繋がる重要なところです。
メンテナンスを怠った場合、家がどんな状態になってしまうのかを分かっているからこそ、当社ではメンテナンスの負担がない金属防水をおすすめしております。
そうなのです!金属防水はメンテナンスが必要ありません。
安心して住み続けていただけるのです。
万が一のトラブルの際も、10年・30年の保証体制も備えているのがスカイプロムナードです。
ただ、いくらメンテナンスフリーといっても、排水口にゴミや枯葉がたまってしまうと水の流れをせき止めてしまうので、ドレンやパイプが詰まる前に日頃のお掃除はしてくださいね。
もう一つの理由が、FRPと木造住宅との相性です。
FRPは伸縮性がほとんどありません。
ですから、地震で建物が揺れた時に、FRPは建物の揺れや下地の動きに追随できず、ひびが入ったり、割れたりする可能性があります。
当然、ひびや割れは雨水の浸入をゆるし、FRP自体がどんなに防水性に優れていても雨漏りの危険を招いてしまいます。
その一方、金属防水のスカイプロムナードでは、建物の揺れに追随し、力を分散させる工法を採用しています。
つまり、FRPのように割れる心配がありません。
バルコニーやベランダからの雨水の浸入は、雨漏りという家に大きなダメージを与えかねないので、割れる心配のあるFRPでは自信を持ってお客様におすすめ出来ないのです。
それが、当社が金属防水を標準仕様とした一番の理由です。
防水も様々な種類があります。
今回は代表的なFRPと当社が標準仕様としました金属防水のお話でした。
金属防水の中でもスカイプロムナードは防水性が特に要求される屋上への施工も許可されています。
当社でも屋上を新築でもリフォームでも扱っておりますが、金属防水スカイプロムナードがあるからこそ木造住宅での屋上を安心してご提案できています。
屋根や外壁と同じように日差しや雨風にさらされる屋上やバルコニーですから、紫外線や様々な自然環境への耐久性能、建物の揺れへの耐震性能などを総合的に考え、当社では金属防水スカイプロムナードを標準仕様とさせていただいております。
お店には金属防水の模型もご用意しております。
また、ホームページの『プラスワンリビング』の新築住宅もあわせてご覧いただけますと幸いです。
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